SKIP編集部がなぜマザールーフをつくったのか…
NPO法人マザールーフの誕生物語 Vol.16
捨てられた犬たちが幸せづくりの役割を果たしている!心のケアやコミュニケーションで生きている意味を作っているのは嬉しい出来事です。。
三瀬峠の山の中に捨てられていた日向 まだ本当に赤ちゃんでした
車で三瀬峠を通っていた人が、草むらの中に捨てられていた生後3か月たっているかどうかの子犬を見つけて保護してくれたのが日向です。日向はミックスのオス犬でした。見つけた時は、小さな犬用のベッドが置いてあり木に繋がれていたそうです。日向という名前は、保護された方がこれから陽が注ぐような温もりになるようにとつけてくれたようです。
マザールーフにやって来た日向は本当にまだ小さな犬でした。誰にでも愛嬌をふる子犬で問題は何もなかったので、すぐ里親を探そうと思いましたが、子犬のミックスはサイズがどのくらいになるのか分かりません。マザールーフでは里親さんには必ず室内で飼ってもらうという条件をつけるので、小さいうちは室内でも大きくなったら外に繋がれるということになると困るので、まだ里親は探さないようにしました。
日向は編集部にいましたが、面倒はハナちゃん(ミックス犬のメス犬)が見てくれました。ハナちゃんは、オス犬たちがチョッカイを出そうとしたら噛みつかんばかりの勢いで怒って、守りながら育ててくれました。日向はスタッフが仕事に出ていくとドアの前に座って帰りを待っているような可愛い子犬でした。スタッフはそんな日向の姿を見て気持ちが安らいでいく日々でした。子犬というだけでも可愛いのに、日向の優しい気持ちに本当にホッコリして、疲れている心が癒されていきました。そんな日向は編集部のセラピードッグでした。
セラピードッグのトレーニングをする日向 しかし、アレルギーを発症…
マザールーフはセラピードッグの啓蒙活動も行ってきましたが、その一環として東京から講師とセラピードッグを招いて、セラピードッグセミナーを行いました。まだセラピードッグの活動内容などが知られていなかったので、実際のセラピードッグに触れていただいて活動内容を紹介するというセミナーに、皆さんの大きな関心を得ることができました。その時、講師として来ていただいたセラピードック協会の方から、日向にセラピードッグのトレーニングをして福岡の第一号にしたらどうかとお話をいただきました。せっかく縁あってのお話でしたので、セラピードッグとしてトレーニングをしていただくことにしました。日向が大きくなってセラピードッグとして活躍できる日をスタッフ一同楽しみにしていました。
しかし、東京に行ってトレーニングに励んでいた日向に問題が起きました。日向は重度のアレルギーを発症したのです。薬を飲んでアレルギーを抑えることになりましたが、皮膚にも症状が出たりしていました。病気を持っている、特にアレルギーなどの症状を持っている犬は、AAT(動物介在療法)のセラピードッグとしては活躍できません。
性格も大人しく優しい日向は、スタッフのセラピードッグとして活躍することになりました。子供の頃と同様に日向の可愛さはスタッフの癒しのもとになっています。
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