編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.207
寒くなっての散歩は、スタートは寒いが帰りはホッカホカになります。そんな季節がやってきたと思いながら散歩をしていたら知り合いのお姉さんと会った。その人はフレンチブルを飼っていたが亡くなって1年くらいたっていたのだ。そのお姉さんがまだ1年未満の犬を散歩しているのだ。思わず「また飼ったんですか?」と尋ねたら「はい、譲渡会で引き取りました。」との返事。そうなんです。ミックス犬を散歩させているのだ。何だか嬉しくなった。ミックス犬を引き取って家族の一員にしてくれているのです。以前飼っていた犬も大切にされていたので、今回の犬も愛情を注いで可愛がってくれるのは間違いないと思うので、感謝の気持ちでいっぱいになった。これから大きくなってくると様々な問題が生じるかもしれないけど、犬と人間が支えあって暮らしていけるだろうと思うのです。
私が里親さんを探す時は、動物が病気になった時に病院へ連れて行ってくださる方が希望の第一です。(もちろん愛情を注いでくれるというのが基本です)ミックス犬で中型犬でも、家の中で飼ってもらえなければ里親に出すことができません。愛情が湧くのは一緒に暮らしてこそ愛おしさが湧くのです。可愛いしぐさや優しいまなざしなどを目にして日々の暮らしを共にしてこそ、家族の一員になれると思うからです。1匹でも救いたいと思う気持ちはありますが共に暮らすことの大切さも考えるから、そこは譲れないことでした。
純血種を飼っている人の多くは同じ犬種を飼いたいと願う人が多い中、ミックス犬を引き取ってくださったお姉さんに尊敬と感謝を込めて、犬と一緒に幸せになってほしいと願っています。でも、きっとお姉さんのことは犬が守ってくれるのは間違いありません。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。
今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)