編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.208
今年はあんまり寒くないので犬たちも猫たちも良かったなーと思いながら、正月を迎えるために猫と犬にも新しいベッドを用意しようと思った。特に外猫たちには段ボールの箱で作ったベッドを新しくして、中には毛布を切って敷き、着なくなったセーターやフリースなどをそのまま入れて置くようにした。みんな喜ぶだろうと思っていると事件が起こった。
庭に大きなボス猫がやって来たのだ。家の外猫たちはまだ10カ月くらいの猫たちなのだ。いつも私が帰ってきたら、ゴハ~ンと駆け寄ってくる可愛い猫たちで、朝は玄関で待っているような猫たちなのに、そんな中に大きな(驚くくらい大きいのです。カラダも顔も)流れボス猫がいるのだ。みんなビビっているのです。ゴハンは当然のように自分が一番に食べるし、堂々として当たり前のようにいるのです。私は皆が食べられるように、そのボス猫が食べている間中、前に座って見張っているようにしました。
事件とは、会社に行こうとして車を出した時、いつもの八割れ猫ちゃんが来たら、その猫を流れボス猫が追いかけて噛みついてクルクル回っているのです。私はとっさにそのボス猫を離そうとしましたが、なかなか離れなくて、やっとのことで猫を離したのです。猫をいじめてはいけないと怒りましたが、その夜も平気でご飯を食べに来て一番いいベッドに寝ているのです。おかげで他の外猫たちは家では寝なくなってしまうし、寄り付かなくなったのです。心配で外猫たちを探し回ったりしてしまう次第です。
そんなことをしていた時、発見したことがありました。ナント!家の外猫たちがお隣さんの庭にハウスを作ってもらって団子状態になって寝ていたのです。家の段ボールハウスより数段も上等のハウスです。犬小屋の様に木で作ってある猫ハウスです。大事にしているのは、うちだけじゃなかったととっても嬉しくなりました。
しかし問題は流れボス猫をどうするか?です。保護してしまうか?そうなると誰が飼うのか?私になるのか?なかなか可愛いのですが、今いる外猫たちを保護しようと考えている私としてはいかがなものか?と頭と胸がいっぱいになっている日々です。
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
小誌編集長は犬も猫も大好きである。
特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。
今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)