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編集長・原田のエッセイ 徒然ぐせ vol.210

徒然ぐせ

編集長・原田のコンテンツエッセイ
徒然ぐせ vol.210

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 新芽が芽吹き始めて春を感じる暖かい日が多くなってきましたが、猫たちが毎日玄関に迎えに来るようになってきている。玄関に影が映っているとゴメンゴメンと走り出す朝になっている。大きなウシオから嫌われているハチワレ猫はウシオに見つからないように玄関のドアの前でご飯を食べさせるようになっているが、何故だかこの頃一緒に小さめの黒猫とアビシニアン風の猫も待つようになっている。何だか猫おばさんになった気分になってくる。
“この猫たちの中にメスはいないのか?メス猫だったら避妊をしないと大変なことになる”と思いながら日々を過ごしていた。

 庭には、私が出ていくと待っていましたとばかりの猫もいるが、遠くから走ってくる三毛猫もいる。この猫たちはいったい何処から来るんだろうと疑問に思いながらご飯をあげていた。近頃猫たちのごはん代がけっこうかかるな~などと思いながら、でもお腹がすいたらいけないのでご飯だけはあげていたが、ある日フッと思いが湧いてきた。
“三毛猫といえばほとんどがメス猫に違いない、春になると子猫が生まれるかもしれない?その時はいったいどうなるんだ!”
私は子猫の面倒までは見ることはできない。そういえば、先日保護した子猫たちを動物病院へ連れて行ったら、獣医師から「このままだと100匹ぐらいにすぐなりますよ」と言われた言葉が頭をよぎった。キャーッ!! そんなこと耐えられない。私にはできない。犬たちの面倒も見ないといけないのに!犬たちも高齢化してきて、これ以上のことはできないので、対処を考えないといけない。“そうだ、まず去勢・避妊をしなきゃ”と思った。捕まえるのはどうしたら?などなどが頭をめぐる。

 捕獲を助けてくださる方に協力を仰ごうと思っていた時に、隣をみると捕獲器が庭に置いてある。何があっているのか?胸がどきどきした。捕獲にきているのか、保健所に連れて行かれるのか?どうした!そこに隣の奥さんが見えたので、思わず走って聞きに行った。
捕獲をして去勢・避妊をしてリリースしようとしているのだという。
捕獲を保護団体にお願いして実行しているとの事だ。良かった、と胸を撫でおろした。隣の奥さんと話をして、私も捕獲を手伝ってもらって庭に来ている猫たちの去勢・避妊をすることにした。里親に出せそうな猫は保護して里親さんを探すことにして、取り急ぎ捕獲を一緒にしてもらうことにした。エッセイ,編集長,徒然,マザールーフ,ノラ猫,外猫,保護猫,地域猫

タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
 このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
 小誌編集長は犬も猫も大好きである。
 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、
 つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。

(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)


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