福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.37

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 突然ハナちゃんが病気で不安な気持ちでドキドキしているときに出会った犬がいた。メリールーとストーンと散歩をしている夜に、お堀の周りを走って私たちに付いてきた犬だ。「お願いだからついてこないで、明日はハナちゃんの検診だから。後で迎えに来るから」と言って見過ごしていた犬に対して、心が痛くて眠れない夜が続いた。

 しかし、ハナちゃんの病気が思いのほか悪くて、これからどうなるのか、どうすればいいのか、手術費や医療費はどうするのかなど心配事が続いた。しかし、頭の中にこの間の犬のことが離れない日々が続く。平和台跡地にあの犬はいる。毎日の散歩をいつもと違うコースにしたりした。しかし、思いはつのるのだ。どうしているのか、心配でたまらない。どうにかしてあげたい、でも余力がない。私がしなくても誰かがするにきまっている。誰もしなければ命が無くなる。など、寂しい思いをしているだろうと気持ちが暗くなる。

 あんなに痛がっていたハナちゃんは、手術をして元気になりそうだ。歩くことができなくても、車椅子を作れば走り回ることができる。気持ちの整理がついたので決心をした。保護しにいこう。

 スタッフKと一緒に平和台跡地に行くと、黒い短毛の犬がいた。私が見たのはグレーの犬。でも、犬がいるから保護してしまった。空くんと命名した犬は、犬や人が好きで元気に走り回り楽しんでいた犬だった。でも、目は寂しそうである。
 
 よーし、一緒に帰るよというと大人しくついてくる。空君は大人しくて誰にでも優しい犬だった。頭が良くて、悪さもしない、無駄吠えもしない。こんな犬は捨てられたのではなくて迷ってきたんだと実感し、絶対に飼い主さんを探してやるよと燃える日々です。

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空くんは、驚くほどおりこうさんだ。ムダ吠えはしないし、おとなしい。こんな利口な犬に久しぶりに会った。(会ってみたかったです。賢そうですね!

2005年10月20日発行 11月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月のメリールーとストーン

メリールーは大人になってきた。やんちゃだったが、この頃キラリがイロイロしても穏やかに受け入れ相手にしていない。偉いなメリールーは。
でも、やっぱり何でも食べたがるのは変わっていない。フラットコーテッドという犬種は、そうなのかな?エッセイ,編集長,徒然,賢い,フラットコーテッド,メリールー,進化

 

 

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