福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.32

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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この頃私は、散歩に行くのが怖いのだ。新緑の美しい季節は捨てられた犬が多いので、ドキドキしながら散歩に行かなきゃならない。春の転勤などで家族の一員である犬達が首輪をしたまま捨てられている。恐ろしいことだ。

そう思いながら、昼の散歩をスタッフとしていると一匹のミニチュアダックスが川の淵につながれている(遠くからだったので、つながれているように見えた)のを発見した。飼い主はどうしているのか、無責任だ、などと怒りをムラムラしながら散歩をしていると、女性の方たちが探していらした。「あそこにいますよ。目を離したらダメですよ」と注意して歩いていると、後で悲鳴があがった。犬が川に落ちているのだ。なんと、犬は2匹いたらしい。慌てて川をのぞくと小さい犬が一生懸命泳いでいる。それも洋服を着ているのだ。女性たちは、オロオロしてどうしていいのか分からずにいる。思わず、「警察に電話をしなさい、公園管理事務所の方にお願いしなさい」と指示をしている。でも、なかなか連絡がつかずにいる。

こんなことをしている間に犬が死んだらどうする。ついにたまらなくなり、持っているきらりのリードをスタッフに預けて、「ロープ、ロープ」と走り出している。近くに工事現場がある。「ロープを貸してください、犬が川に落ちています」と叫びながら行くと、工事現場の皆さんが走り出した。川の淵に来たら、一人の青年に「飛び込め、ポケットのものを出せ」と指示をしてくださっている。青年は裸になって勇敢にも川に飛び込んでくれた。そして犬を助けてくれたのだ。スゴイ!!この青年と工事現場の皆さんには本当に感謝で胸がいっぱいになった。

川の水位も分からず、淵も高い。それなのに飛び込んでくださった勇気に頭が下がりました。呼びに言った者としては感謝でいっぱいです。そして、恐怖と闘いながら頑張った、この小さな犬の頑張りに「ありがとう」という気持ちになりました。

動物たちは、飼い主のちょっとした油断から命を亡くしてしまうことがあるのです。
亡くなってからではもう遅いのです。注意のしすぎはないのです!!

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※写真はイメージです。


2005年5月20日発行 6月号(実はSKIP100号記念号でした!)

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月のサニーくん

行動療法で解決できる愛犬の悩み サニーは笑顔で穏やかになっています
この頃、よく愛犬が問題をおこすので悩んでいますと相談の電話をいただくことが多くなりました。飼い主に対して唸り声をあげたり、噛みついたり、権勢を示すようになっている状態が続いていることがあるようです。
サニーも捨てられた後、さまざまな過程を経て私の元にやって来ました。その間、殴られたり追われたりしたようで、人間へのトラウマが強くありました。
しかし、サニーは行動療法で今では笑顔で落ち着いている状態になっています。
家族の一員である動物も甘やかしすぎないように愛情を持って育てることが大切だと実感している日々です。マザー,ルーフ,福岡,保護,問題,行動,サニー,犬

 

 

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