福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.83

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 女塾のセミナー会場で、参加者から「徒然ぐせを楽しみにしています。頑張ってください」と励ましの声をいただいた。そんな声をかけていただくと、照れくさいけど勇気をもらう。犬や猫たちの不幸の多さに、心が折れそうになる気持ちを奮い立たせてくれます。

 そんな時、悲しい出来事が起こりました。3年前に公園で保護したラブちゃんが亡くなりました。フィラリアで心臓肥大になり、病院にいく度に先生からは「こんなに多いフィラリアも、こんなに大きい心臓もみたことない」と言われていました。フィラリアという病気の恐ろしさを実感したのです。薬さえ飲ませればこんな病気にならなくてすむ。こんな簡単なことで苦しむことがない病気です。だからこそ5月になると“フィラリアの検査と薬は忘れないようにして下さい”と啓蒙をするようにしています。

 そのラブちゃんに異変が起こったのです。夜の11時過ぎにラブちゃんがヨロヨロとしたのです。どうしたのかとラブちゃんをみると、目がグルグル回っています。とても立っていられる状態ではないのです。今まで元気でいたのに、何が起こったのか理解できない状態でした。しかし、ラブちゃんはどんどんひどい状態になっていくのです。とても一人では見ていることができなくなり(怖くなって)、スタッフに来てもらうことにしました。二人でオロオロしていましたが、朝まで待てない状態のようだと判断し、夜間動物病院へいくことに。夜間動物病院にもラブちゃんの病状を知っている先生がいらっしゃったので、処置がスムーズでした。病気は、脳に問題が発症している前庭症ということでした。高齢の犬に多く現れる病気ですが、中枢神経か末梢神経かによって回復するかしないかが決まるということでした。私たちは、1週間もすれば回復するだろうと安心していたのです。

 しかし、発症から5日後の夜中の1時頃に突然亡くなりました。最後は本当に苦しみながら天国に行きました。あまりに突然のことだったので悔いが残るばかりです。でも、天国にはストーン君がいるのでラブちゃんは楽しくしていると思うようになりました。保護するのはいいけど、こんな悲しいことがまたあるんだろうと、感慨深くなりました。うちには、高齢犬が沢山居るなーと思う日々です。

エッセイ,編集長,徒然,保護犬,マザー,ルーフ,福岡,フィラリア2009年8月20日発行 9月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

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