毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.35
毎日多忙な日々に追われている私に、またまた過酷な試練が待っていた。大濠花火大会があったその日、またまた出会ってしまったベージュの大きい犬。「どうする、どうする」と思いながらスタッフKと保護するしかなかった。編集部のスタッフには申し訳ないけど会社に連れて行くしかなかったのです。花火大会がある日だからこそ保護しないわけにはいかなかったのです。だって大濠公園や平和台跡地は人で溢れるし、花火の音でパニックになる可能性があるから。もちろん我が家の犬たちも、花火大会がある日だから編集部に集合してしまうのです。その日は、編集部はワンワン、キャンキャンの大合唱で仕事できない状態に。これはいけないと、メリールーとストーンは車に乗せることにした。待つこと2時間、やっと自宅に帰れることに。新しいワンちゃんも驚いていたようだ。
でも、私は花火大会の当日より、本当に恐いのは翌日なのだ。花火の音に驚いて逃走する犬たちがとても多いのです。名札を付けていたり、電話番号が縫いつけてあったり、鑑札を付けていたりしたらいいけど、迷子犬になっていたらと思うと胸がキューンとなります。どうぞ、SKIPの読者の愛犬家のみなさん、絶対!名札を付けてください。
最後に、保護した犬は飼い主さんが見つかりました。お父さんが迎えに来てくださいました。どうぞ皆さん、自分の愛犬がいなくなったと思ったら、落ち着いてまず、警察に届けてください。次に、動物管理センターに連絡してください。何らかの情報が分かります。この作業をいち早く行わないと愛犬の命は5日間と思ってください。貴方は泣けばいいけど、愛犬は命がなくなるんです。このことを考えていてくださいね。大切な命を亡くさないでください。
2005年8月20日発行 9月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月のサニーくん!
サニーの笑顔はかがやいて!!
サニーに本当に久しぶりに会った。申し訳ない気持ちと後ろめたい気持ちでいっぱいでした。だって、サニーに会うのは3ヶ月ぶりだったのです。この3ヶ月は何頭もの犬たちがやってきたのでカラダがフラフラになるほど多忙だったのです。
でも、この3ヶ月の空白もなんのそので、サニーはカラダをあずけて甘えてくれました。落ち着いた心で、興奮することもなくクルクルおメメで優しい顔で喜びを表していました。サニーは現在、私の元に帰ってきても病院に行ったり誰に会っても、落ち着いた気持ちで対応できるような訓練を行ってもらっています。
もう少しで一緒に暮らせるようにと頑張る私に、僕は大丈夫だよと答えてくれているようなサニーでした。