福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.94

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 梅雨がやってくると、急に心配事が多くなります。だって、雨の日に野良猫たちはご飯はどうしているんだろうとか、外でつながれている犬はどうなっているんだろうとか、いたらないことを考え心配してしまいます。おまけに、集中豪雨などの日が続くと、胸がドキドキしてしまいます。
 事件はそんな雨の日に起きました。
1人の女性が突然「子猫を保護した」と、来られたのです。子猫を持って来られても私たちは何も出来ないので、預かれないと押し問答をしました。本当に、今の私たちには、保護した動物を預かったり引き受けたりすることが不可能になっているのです。

 それはどういうことかというと①預かる場所がない②世話をする人がいない③費用が足りない  などで、これ以上の動物の保護のお手伝いは出来ないのです。今の私たちにできることは、保護した後のケアの方法を教えることです。どのような世話がベストなのか、病院での検査などについての話を保護した人に教えることなどです。引き取ったり預かったりはできません。だからこそ、保護した人にお願いしたいのは、保護する時に自分の責任を考える必要があるということです。誰かがしてくれるだろうとか思わずに、自分で世話ができるか?自分の家に連れて帰って、置いておくことができるか?などを考えて行動をすることです。保護して、里親を探すまでは、自分で預かる覚悟でするべきことです。

 その方にお話を一通りすると、その方も、里親を探したりして頑張られました。最後は、友人が里親になられたようです。
 私が言いたいのは、動物を可哀想と思って保護したいと思った時、「自分に何ができるのか」を考えて保護をしてほしいのです。次に、「自分は何をしたいのか」を考えるのが大切なのです。保護した時、最初から人を頼りにするとか、何処かの団体に連絡をして何かをしてもらおうとか思っても、誰もしてくれないと思うことが必要です。私たちはいつも、「あなたが何もしてくれないから、あなたのせいでこの動物は死ななければならない」と言われ、人のせいにする人に愕然としているのです。

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※イメージ写真です。

2010年8月20日発行 9月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

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メイプルとバニラは突然やってきました。ファンキーで人が大好きな二人組みの女の子は、誰からも好かれています。お目目がクルクルでちょっと小さめのミニチュアダックスフント。超カワイイのです。 現在、里親募集中です。

 

 

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