福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.80

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

エッセイ,編集長,徒然,保護犬,保護猫,里親,マザールーフアーカイブ 徒然ぐせ vol.80

 毎日の日課は、朝の散歩から始まる。それは、ジャックと玄関を出て歩き始めた時の事だった。首輪をした黒い老犬が一頭で歩いていた。思わず腰を低くして「おいで」と呼んでみた。ゆっくり歩いていた老犬は近づいて来た。保護しようと思った時、ジャックが動いた。老犬は驚きと同時に怖がってしまった。「ジャック!」とジャックを叱りながら老犬においでをしたが、今度はどんどん歩き始めた。その歩きは老犬とは思えないほど早い。「危ない、保護してあげないと」と思いながらジャックが邪魔だ。ワンワン吠えるし、追いかけるには一緒に走れない。思わず柵に結んでみたがジャックの暴れる様はヒモが外れるかもしれないと思わせるほどだ。

 まずい!スタッフKに電話をしなきゃ!あの老犬を追いかけるには1人とジャックでは無理だ。見失ってもいけない、彼女を呼ぼう。歩きながら電話をする。その間も、老犬はドンドン歩いていく。見失ってはいけないと焦ってしまうが、スタッフKと連絡をとりながら走っていく。その時、スタッフKの姿が見えてきた。追いかけてくれている。若い分だけ体力がある。私とジャックはぜ〜ぜ〜いっている。スタッフKは私たちを追い越し、老犬とドンドン小さくなっていく。私たちも一生懸命追いかけていたら、何と、ドームの方に向かっていると連絡があった。スタッフKだけではダメだ、自転車で追いかける方がいいと判断をして応援を呼ぶ。しかし、家の犬たちの散歩もあると脳裏によぎるが、我慢してもらうことにした。排便排尿を部屋でしても仕方がない。保護が先だ。

 一昨日の雷で、飛び出した犬だろう。飛び出したものの、自分の家が分からないのだ。可愛そうだ。不安でたまらないに違いない。何故、老犬になって放浪しなければならないのか…。そんなことを思いながら追いかけていたが(私達からはスタッフKも老犬も見えない)スタッフKから連絡がきた。「大濠公園の中に入っていった、とても早くて捕まえることができない」と。しかたがない諦めよう。大濠公園内には愛犬家の皆さんが多くいらっしゃるので保護してくださるかもしれないので帰ってきなさいと指示をする。

 外で飼われている犬も、室内で飼われている犬も、雷など予期せぬ出来事に合うことがあるので、家族のみなさんもう一度愛犬のことを考えてみてください。あなたのお家は大丈夫ですか?大切な愛犬の命を守るのはあなたなのです。

エッセイ,編集長,徒然高齢犬,保護,マザー,ルーフ,福岡

2009年5月20日発行 6月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

エッセイ,編集長,徒然,保護猫,病気,マザー,ルーフ,福岡

猫たちのボスであるペルちゃんに異変がおこっている。体調が悪いのだろうか、抱っこされたりするのだ。おかしい、ペルちゃんはそのような行為は嫌いだったのだ。病院へ行こう!いつまでも元気でいてほしいペルちゃん!!

 

 

ランキング