毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.41
先月、空くんが里親に行った。空は利口でやんちゃな子です。利口なだけに逃走も2回してしまった犬なのです。その度に、私たちは汗と涙を流しながら走り回って探しました。1度目は、舞鶴公園の城内にいました。2度目は夜の出来事で、真夜中に泣きながら大濠公園やら城内やらを懐中電灯を持ちながら何時間も探してまわりました。きっと、読者の皆さんは、あれだけ「ノーリードはダメです、名札は付けていますか、と言っているくせに」と思われているかも知れませんが、事情があっておこった出来事なのです。
でも、このいなくなった犬を探すのは大変なことです。夜も眠れないくらい心配することなのです。だからこそ皆さん絶対に逃げないようにして下さい。いなくなった後の悲しみは想像以上です。
で、そんな空は、一度里親に行ったのに帰ってきたのです。別に、最初に行ったお家が優しくないのではありませんでした。空は、まだ若いので遊びたいのです。自分と遊んでくれる相手がいるかどうかで判断をする、そのくらいの知恵のある犬なのです。それで、自分から帰って来れるようなことをして帰って来ました。これには私たちもビックリしました。しかし今回、里親に行ったお家にはお父さんとお母さんにお姉ちゃんがいるのです。このお姉ちゃんが遊んでくれるのです。里親のお家に到着した時、電話をいただいた時点で、空はもう我が物顔でいるような感じでした。毎回、里親に犬達を連れて行くたびに思うことは、行き先を決めるのはいつも犬達なのです。凄いな、動物の勘!みんな幸せになっています。
2006年2月20日発行 3月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月のメリールーとストーン
犬は寒さに強いというが、結構寒さに弱いのかもしれない。メリールーは、ストーブを付けるとストーブの前から離れないし、キラリは洋服を着ると喜ぶ。人間も犬も寒いのはイヤなんだと実感している日々です。でも、ストーン君も寒いのか、思案中の私です。