毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.47
久しぶりに一頭でブラブラ歩いている犬に出合った。「どうしたんだろう…」と、車だったのにもかかわらず気になって、ついつい車をUターンして保護することにした。そうと決まったら会社に電話をして保護した後の準備の指示をだし、探すことにした。見た場所に戻ってもいない。どうしたんだろうと探していると犬が出てきた。思わず名前をワンちゃんと呼びながら近づいて保護に成功。いつも思うことだが、私は保護が旨いなーと自分で感心してしまう。
コミュニケーションをとった後、車に乗せなければと考えていると、同乗していたスタッフOが、「胴輪をしたままですからこの辺の犬かも知れません、聞いてきます」と近所の酒屋さんに走っていった。驚いていると、「分かりました。隣の犬だそうです」と探し当ててきた。なるほど、まずはご近所を聞いて回るのがいいのか。私は、今まで近所に聞いて回るというのを考えたことがなかったが、早期解決には必要な事だと実感したり感心したりした。スタッフOが近所に聞かなかったら、私は事を大きくしていたかも知れない。ただ、一頭で飛びだしてちょっと一頭で遊んでいただけかもしれないのに…と反省をした。
そう言えば、平和台や舞鶴公園で一頭で遊びに来ていた犬がいて1時間も帰らない犬だったので近所の人が自分の犬と一緒に連れて帰ってくれたりしたことを思い出した。そんなことは、たまに散歩に来たり、たまたま遭遇した人には分からないのです。
私のように、犬が一頭でいるのを見るとどれでもが捨てられたか、飼い主さんとはぐれたと思ってしまう人間にとっては由々しい出来事なのです。皆さん、こんなことが起こらないためにも毎月書くことになりますが名札を付けましょう、愛犬には。
今日の犬はすぐに飼い主さんが分かったから良かったけど、首輪もしていなかったら野良犬か捨てられた犬だと思ってしまうことがほとんどです。首輪をしていないのは、逃げるときに抜けてしまったことが多いのですが、見かけた方は野良犬だろうと勝手に想像してしまいます。恐いかも知れない、病気かも知れないと保護するのはためらってしまいます。命を救えないことになるのです。愛犬を守るのは私たちです。
2006年8月21日発行 9月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬たち
北斗が里親さんのもとへ行った。心温かい里親さんで北斗にとって幸せな家族構成です。子どもさんが中学生と小学生で、やんちゃ盛りの北斗の遊び相手にピッタリです。初めて会ったお兄ちゃんに北斗は全身で遊びを要求していました。お互い幸せになれたらいいなーと思いました。