福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.43

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 またまた新しい犬がやって来た。今度は白い9ヶ月の子犬だ。ケンネルに入れると大声でワンワン鳴くし、人が通るとクィ〜ンクィ〜ンと鳴く。もう、仕事が出来ないとスタッフが泣いている。「仕事をさせてくれー」「間に合わなくなる〜」などの声が飛び交う中、北斗(この子犬は北斗という名前なのです)はワンワン鳴いている。でも、「ウルサーイ」といいながら、「可愛い奴だ」とみんなが可愛がっている。遊びたいばかりの北斗は、あまりに鳴くのでケンネルから出してもらうのに成功し、次は煉瓦をはねのけて部屋からの脱出を毎日狙っている。

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北斗初登場!!

 また、この子との戦いの日々が始まるのかとグッタリする。しかし、くたびれているヒマはないのだ。ハナちゃんだって、北斗にあまがみされたり、上に乗られたりしても怒ることなく遊んでやっている。足もまだ悪いのに偉いなーと思いながら、子守をしてもらっているようなものである。本当に、子犬だから遊びにおいては疲れをしらないのだ。遊び疲れたら、グッタリしてすぐ寝ている。ハナちゃんもグッタリして寝ている。その間、金太郎はかまってもらえずいつもケンネルに入れられている。事務所での自由時間がないので可哀相なのだ。一日3回の散歩はタップリしているけど、何だか不満がたまっているようだ。北斗についつい嫉妬しているような感じで、チラッと横目で見たりしている。でも、金太郎はお利口さんだから北斗に噛みついたり威嚇したりはしないのだ。金太郎は、本当に大人だと感心する。

 で、なんでこんな出来事になったかというと、知り合いのおじさんが友人から犬を預かっていたが飼い主が引き取りにこなくなったのだ。おじさんは、自分でも犬を飼っていたので2頭となると大変で長くは飼えなくなったのだ。でも、何故私の元に来ることになったのか?う〜ん、分からない!(笑)エッセイ,編集長,徒然,北斗,保護犬,犬,新人

 北斗はおじさんたちに優しく育てられたようで腕白だが、愛らしい犬に育っている。優しさのある穏やかな犬になっている。動物は、育てる人の愛情や優しさがまるで鏡写しのようにして育つのだ。動物を育てると自分が分かったりすることもある。北斗は優しい犬で本当に良かったなと実感している毎日だ。優しい里親さんが見つかるまでトレーニングに励む日々が続く。エッセイ,編集長,徒然,北斗,保護犬,犬,新人

2006年4月20日発行 5月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月のメリールーとストーン

引っ越しして、もう5ヶ月が過ぎてしまった。メリールーもストーンもすっかり新しい家に慣れてきた。狭かった玄関もこんなものかと思うようになっているし、ベランダにも出て風を感じるようになってきた。何だか、快適な生活を始めようとしている感じがする。でも、飼い主の私は遠いなーと引っ越したいと思い始めている日々だ。エッセイ,編集長,徒然,フラットコーテッド,レトリバー,穏やか,快適

 

 

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