毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.116
いつも行く病院で献血をしている犬を見ました。大型犬の土佐犬でした。輸血用の血液の提供犬で手術で輸血が必要になるとやって来て今まで多くの犬を助けたといいます。土佐犬といえば、ナンだか怖いイメージが多かったのに犬を助けているなんてスゴイと感動しました。大人しくて輸血のドナーとして活躍をもう何年もしているといいます。
すごい犬もいるなーと感動していましたが、翌日の散歩中にひらめきました。私と今いっしょに散歩しているウィズリーも大型犬で若くて元気。体重は35~36キロはある。そうだ、ウィズリーも輸血のドナー犬になるようにしようと!決意。翌日ジャックの点滴の日で病院へ行ったので、早速(ウィズリーに許可はもらっていませんが……)先生に申し出をしました。先生はウィズリーを知っていらっしゃったので「いいかもしれない」と喜ばれました。もしかしたら、犬たちを助ける役目ができるかもしれないと思ったら嬉しくなってきました。
うちにはもっと多く犬がいる、もしかしたら他の犬たちも活躍できるかもしれないとスタッフKとおおはしゃぎをしました。あの子はどうか?この子はどうか……などと言い合っているうちに、うちの子達は病院へ行っても怖がりで大変なのが多いことに改めて認識をすることになりました。若くていいなという犬はいますが輸血をする間ジッとしていることが不可能なくらい大騒ぎをする犬が多いのです。こりゃダメだと思いながらもアースという若くて健康な犬とウィズリーと、2頭に輸血のドナー犬の可能性を見出して病院へ行きました。輸血に適した血液であれば嬉しいと血液検査をしました。やっぱりウィズリーは健康そのもの。
輸血のための採血はなんと首からするのです。私がビックリしていると、ウィズリーは平気で大人しく横たわって採血をされている。驚くぐらい穏やかに寝ているのです。すごい、ウィズリー。なんてお利口なの!先生たちも大喜びでこの子はいける!と血液型を調べることに。結果は2~3日かかるそうですが、ナンだか嬉しくなってきました。もしかしたら犬たちの命を救うための一役をになうことになるかもしれないから……。アースは今回は連れて行けませんでしたが、今後また役割をもらえるかもしれないので次回のお楽しみです。
犬も他の犬のために役に立ったら嬉しいだろうと超がつくくらい嬉しかった出来事です。>
2012年5月21日発行 6月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬・猫たち
黒猫のサンボがお客様の部屋にやってきた。あんまり悪いので連れてこられたのだが、要求するときの声のデカさは驚くほど。いったい何が気に食わないのといいたくなるほどだが、確かに気に食わないことがあるよねサンボ。「ここから出してー」と叫んでいる。忘れていたわけではないそうです。