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アーカイブ 徒然ぐせ vol.114

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 徒然ぐせをスタートした頃は、犬たちも少なくてもっと時間に余裕があったので犬に出会ったら保護していたが、今ではそんな余裕が無くなっています。「本当に大変!だー」と叫びたいくらい動物がやって来ます。さらに犬や猫たちは高齢になって、病気が発症し手がかかるようになって猫の手も借りたいと思う日々です。(猫は沢山いますからネコの手はありますが役にたつ手はありません)ですから、いろんな方から「あそこに犬がいるから保護してほしい」とか、「飼えなくなったので引き取りに来て欲しい」とかの連絡には関わらないようにしていました。1頭でも幸せにできればと願っていますが限界はあります。

 そんな限界の私に、友人から電話がかかってきました。「公園で犬を保護した人がいる」という内容です。私に何を望んでいるのか?と頭の中でグルグル考えながら相手の話を聞くようにしました。今まで保護したが自分ではどうにも出来ないので引き取りに来て欲しいという電話が多く、攻撃的な気分になりがちなので…。本当に今まで、「自分も散歩などの世話に来ますから」といいながら、来た人は皆無に近いのです。だから保護をしたという電話には用心をしてしまいます。

 私の友人が、いつも散歩にいく公園で3日前くらいからとても痩せている犬を見つけて、餌をあげようとしたがなかなか近寄ってこなかったが、今日はお腹がすいたのか食べに来たのでリードをつけ、可哀相だったので保護をしたそうだ。保護するのは大変です。保護した責任もあります。保護したことで家族が見つかり、感謝されることもあるのは事実です。現在は、気軽に警察に届けようなんて思うのもいけないのです。警察では預かったりせず、すぐに動物管理センターに連れて行かれます。せっかく保護して数日後に飼い主さんが現れても命が無くなっているという場合も多いのです。

 保護したからその後のケアはどうすれば?との問いだったので、まず1ノミやダニの駆除をすること、2病院へ行って病気のチェック。同居する犬がいる場合や人に預ける場合に必要になるからと伝えました。保護とは飼い主が見つかるか、里親が決まるまで預かる決心をしておこなうことだと言ったら分ったという。犬にとっても良かったなと思いながら写真をわんにゃんよかネットに掲載して飼い主さんを探すお手伝いをした。犬がいなくなった皆さん、ぜひチェックしてみてくださいね。

2012年3月21日発行 4月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬・猫たち

エッセイ,編集長,徒然,マザー,ルーフ,福岡,責任,保護,活動 クレオが里親にいったのでいつも一緒にいたミントが寂しがっている。チョッと甘えん坊になったミントが、疲れたときのスタッフの癒し猫になっています。

 

 

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