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アーカイブ 徒然ぐせ vol.105

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

エッセイ,編集長,徒然,保護犬,保護猫,里親,マザールーフアーカイブ 徒然ぐせ vol.105

 先月号で紹介した病気と闘っている猫の桜子ちゃんは、お家につれて帰るためには手術が必要ということになり大手術をすることになりました。動物病院の先生や看護士の皆さんの努力で手術は無事に成功しました。後は体調が回復するように全員で努力をしていただいていました。少しずつ回復に向かっていましたが、突然病状に異変が生じ桜子ちゃんは危篤状態になりました。そして、皆さんの努力のかいもなく亡くなってしまいました。

 闘病生活中は、病院でスタッフの皆さんにマスコットのように可愛がっていただいていました。飼い主には捨てられましたが、桜子ちゃんは最後にとても愛され大切にしていただき、天国に召されたので、とても幸せだったと思います。闘病生活が1ヶ月余り、小さな体でとても頑張りました。桜子ちゃんにも心から頑張ったねと褒めてあげるようにしました。お葬式はスタッフKが1人でしてきてくれました。毎日のようにお見舞いに行き、病状を把握し、とても可愛がっていたので、もっとしてあげられる事があったのではないかと言いながら、悲しんでいました。最後にあんなに愛してくれる人がいて泣いてくれた人がいたことは、どんなことより幸せだと思います。私が見つけた桜の木の下で1人で死んでいくことなく、多くの人に悲しんでもらえ愛されたことがどんなに幸せだったのか・・・・桜子ちゃんに代わってお礼を言いたいくらいです。

 動物は、飼ってくれた飼い主で、命の長さや短さが決まってくるように思います。それは、運命なんだと思うのです。とくに捨てられた動物の命は、その子に運があるかどうかで助かったり死んだりするのだと考えます。桜子ちゃんは命は短かったかもしれませんが、最後は幸せだったと思います。多くの皆さんに、私が助けたいと思っただけで何もできずご迷惑をかけ、助けていただきました。心からお礼を申し上げます。いつも「保護をしに来い」と電話をかけてくる皆さんに、自分ができることをするようにと言っておきながら、何もできなかったことに心から悔いております。

2011年6月20日発行 7月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬・猫たち

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ラッキー君

5月からワクチンとフィラリア検査をして全員がフィラリアのお薬を飲み始めた。フィラリアにかかったら大変というのはラブちゃんで痛いほど知っているので忘れないように飲ませている。健康って本当に“ありがたい”と思っています。

 

 

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