毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.106
桜子ちゃんにお手紙が届く。「桜子ちゃんは残念でしたね」や「桜子ちゃんにお供えしてください」とお金を送ってくださったりと心のこもったお気持ちに感謝でいっぱいになる。そんな時に届いた手紙でした。
桜子ちゃんと同じように捨てられた猫が、鼻水をだしているのを毎日「病気じゃないだろうか」と思いながら見ていたそうです。そんな日が続いていたが、ついに目にまで病気が進行したようで、たまらなくなって病院の先生の指導のもと保護することに。無事保護をすることができ、病気の検査をしてもらったといいます。病気は白血病で全快はしないが元気になるかもしれないと病院で言われ毎日自宅で看病をしているそうです。おかげさまで猫は回復してきたということです。元気を取り戻した猫を見ていると、ときおり鳴いているし、小さな部屋で夜、帰宅するまで寂しい思いをしているのではないか・・、外で自由に暮らしていたのが急に閉じ込められて可哀相なことをしているんじゃないか?やっぱり外に放してあげたほうがいいんじゃないか、と心を痛めて悩んでいるということでした。
外で自由にしていた猫たちは家に馴れるには、何ヶ月もの時間と辛抱が必要となります。その間の辛抱ができるかどうかの葛藤があるのはしかたのないことです。私の知人が保護した猫の里親になってくれましたが、家に馴れるまでに1年以上時間が必要だったといいます。家のドアを開けた隙間から抜け出して逃げたことが何十回とあり、先住だった猫と一緒に探し回ったことが何度あったか分らないといいます。その時は本当に辛かったといいます。しかし今では、すっかり家に馴れているし、外に向かって鳴くことはなくなったと言います。外で自由にしていた猫ほど時間を必要とし、手間がかかるのは事実です。多分多くの方が保護して挫折することがあったと思います。家に連れては来たものの、どうしていいかわからなくなったと思っている人も多いはずです。でも、大変であればあるほど愛しさが増すのも事実です。大切にしてほしい命です。
2011年7月20日発行 8月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬・猫たち
傍若無人な態度のベリーはテーブルの上にのったり、ソファーを走りまわってメリールーが大迷惑をしている。メリールーは穏やかだからどんな犬が来ても受け入れているがあまりにうるさくなるとワンと注意をうながす。もっと怒っていいのよメリールー!