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アーカイブ 徒然ぐせ vol.86

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと17年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 経済状況が厳しい時代の今は、「動物にとっても受難の時代である」といっていいようです。景気が悪いと「動物を飼う余裕がないから捨てよう」とか、「里親を探さなきゃ」などの深刻な問題が多く生じているようです。また、高齢化社会といいますが、犬や猫の高齢も問題ですが保護者の高齢化も大きな問題になっています。先月、里親さんを探して欲しいとやって来た犬は、保護者であるおじいちゃんが高齢と病気のため施設に入ることになり、里親さんを探さなければならなくなったのです。

 高齢の方が飼っている犬には問題も多くあります。①散歩があまりされていないので運動量が足りていない。②食事のやり方に問題がある。③病院へ連れて行っていないのでワクチンやフィラリアの予防があまりされていないetc…があるようで、健康面での問題があったりします。猫も同様で、ノミ駆除がされておらず皮膚病になったりしています。こんな動物にとっての受難の時代に私たちは何をしてやれるのか、と思ってしまいます。

 新しく来た犬も、ヒートがきていて、このまま外に繋がれたままだったら気がつかないうちに妊娠して、また新しい悲劇が生まれたかもしれないと思うと悲しく胸がいっぱいになってしまいます。いったい私たちは何をしたらいいのかと気が滅入ってきます。啓蒙活動を強化するべきなのか、それとも保護施設をつくるための活動を強化すべきなのか?しかし、施設を作っても運営をするにも金がかかるし、人もいる。どうすればいいのかな・・・・・思い悩む日々です!

●高齢のおじいちゃんの犬を預かっていましたがおじいちゃんが亡くなってしまいました。その一報を聞いてお葬式に犬を連れて行くことにしました。葬儀には参列できなくても、お別れができればと思ったからです。おじいちゃんも、最後には愛犬に会いたいだろうし、犬だってお別れをしたいだろうと考えたのです。外で待っていると、おじいちゃんの棺が出てきました。親族の方やご近所の方々が犬に向かって「来てくれたの。おじいちゃんも会いたかったよね」「おじいちゃんも喜んでいます」などと皆さん語りかけていただき、霊柩車に乗り込む前に、犬とおじいちゃんを対面させてくださったのです。なんと嬉しい光景でしょうか、連れて行ってよかったと実感し、幸せな気持ちが広がりました。

エッセイ,編集長,徒然,保護犬,マザー,ルーフ,福岡,高齢者2009年11月20日発行 12月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬たち

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ミミちゃんがやってきた。甘えん坊で可愛い子ですが、信頼関係を作るには時間も必要。人が好きで、犬が好き。一人ぼっちが嫌いのようで、愛ちゃんとジャックの部屋に来ますか? ミミちゃん。

 

 

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