毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.117
私の元には老犬が増え始めた。おかげで寝る時間が減ってきている。老犬は世話が大変になってくればくるほど可愛さが増してくるいう喜びがついてくる。もちろん大変なのは事実です。でも、その大変さがいとおしいと感じる喜びがあります。病気で歩けなくなってくることも、ご飯を食べさせることも、排便排尿の世話をすることも大変です。病気が進行すれば病院へ毎日行くこともあります。腰が痛い、手が腱鞘炎だと嘆かなければならないのも事実。しかし、犬や猫が幸せそうな顔をしたり、すべてを委ねたりし始め、信頼関係がさらに深まってくる。そうなればその喜びは何倍にも増し、何ものにも変えられないくらい幸せを与えてもらっていると感じてきます。そんな時、私は思わず口にだして「やっぱり犬が好きなのかなー」とつぶやいたりします。そうすると横にいるスタッフが「そんなこと随分前から知っています。ワザワザ言われなくてもわかります」と注意をうけることになります。そうかなー、と自分ではわかっていなかったりするのです。
おかげ様で、犬たちの世話をしていると嬉しいことがあります。例えば、日曜日に部屋で休んでいてフッと目をやると、犬たちが座っているソファの横にいてくれたり足もとにいてくれたりしているのです。ささやかな安らぎを感じられるし、その姿を見ていると幸せな気持ちになってくるのです。愛情を注げば注ぐほど、動物はわかってくれるものなのだということも実感できたりします。小さな幸せに浸りながら日々を送っていますが、あまりの疲れで日曜日にはソファで知らないうちに寝ている自分に驚いてしまいます。
5月は特に動物のことで忙しく、ワクチン注射にフィラリアの検査とお薬の投与などがあったので動物病院への出動が多かったのです。フィラリアの怖さは亡くなったラブちゃんで痛いほど知っているので、予防は怠らないようにしています。
2012年6月20日発行 7月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬・猫たち
ワクチンとフィラリア検査に行く犬たち。チームにまとめて出発するのですがワンワンと大変。臆病者が多かったので病院でも先生や看護士さんにご迷惑をおかけしました。でも、また1年フィラリアにかからないためにも頑張ります。