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編集長・原田のエッセイ 徒然ぐせ vol.214

徒然ぐせ

編集長・原田のコンテンツエッセイ  徒然ぐせ vol.214

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 犬たちの保護を始めてもう20数年になります。
最初の頃は都会の真ん中に事務所があり、何故だか街の真ん中の道路を犬が1匹で走っていたり、公園に犬が1匹でポツンといたりしたのを見つけて、可哀そうだと思って保護していました。
自宅が福岡城跡の近くだったので、公園に捨てられていた犬を見つけて保護したりもしました。
今まで多くの犬たちに不思議な縁で出会い、保護して、事務所で一緒に生活をしています。
その中でも、小型犬の純血種や子犬は優しい里親さんが見つかり、
数十匹ぐらい里親さんのもとに行きました。
里親さんから戻ってきた犬も数匹いますが、幸せに暮らしている犬たちが
たくさんいることに、とても幸せを感じることができます。

 20数年経ち、私も年を取りましたが、犬たちも高齢になっています。
高齢犬の問題は、健康管理を徹底的にすることです。
去年から半年に1回健康診断をしていくようにしています。
おかげさまで、みんな元気で問題はありませんでした。
ところが喜びもつかの間で、北斗の震えがひどくなり夜中にひきつけの様な症状がでるようになるし、チェリーはご飯を食べなくなるし、心配ごとが増え手がかかるようになりました。
一匹一匹チェックをしていると管理も大変になり、ご飯に時間がかかってしまいます。
仕事が全然できないのです。

 今がこんな状態なのに、これから犬たちはもっと高齢になってくるので、
どうなるのかと不安でいっぱいになります。
ボランティアの方にも来ていただいていますが、手が足りないのが本音です。
散歩は、ボランティアの方が来られる日は手分けして散歩をするので数回でいいのですが、
毎日誰かが来られるわけではないので、やっぱり大変です。
健康面でも薬を飲んでいない犬はいないくらいで、毎月必ずどの犬かが病気になっています。
これからの大変さを考えると、スタッフも元気でいなければと思う日々です。

タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
 このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。
 小誌編集長は犬も猫も大好きである。
 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、
 つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。


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