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アーカイブ 徒然ぐせ vol.120

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 徒然ぐせを始めた当初は何故だか多くの犬に出会って、保護しては編集部に犬たちがやって来たことを書いていましたが、この頃は病気のことが多くなっています。今は、編集部には犬や猫がやってきていないと思っている方が多いと思いますが、今でもやって来ているんです。
では何故書かなくなったかというと、犬や猫がやって来たと書いたら引き取ってくれる所だと勘違いをした人たちが多く、「引き取りに来い」やら「ここに犬がいる猫がいる」と電話がかかってきたりするので、なるべく煩わしいことにはかかわりたくないと書く事をやめていました。

 それでなくても犬や猫には出会ったりしてどんどん多くなっているのは事実だったからです。今年も、アビーという老犬がやってきました。この犬も飼い犬だったようで大人しくて可愛い犬でした。でも、最初は5~6歳くらいで若いと思っていましたが、今では8歳は過ぎている老犬だろうと思えるようになりました。やっぱり犬たちも、最初は用心したり、緊張したりしているので、私たちもよく犬のことが把握ができないという状態です。

 なんだか知らないけど、いつも1頭がいなくなったら(里親にいったり亡くなったり)、すぐ次の犬がやってくるのです。犬や猫たちもこっちの状態が分かるのかなーと思ってしまうほどうまい具合にやってくるのです。
例えばジャックが病気で手がかかっている場合は、出会っても保護したりはできないからやって来ないのかなーと疑ってしまったくらいです。手が足りないということを知っているんでしょうと言いたいくらいです。
ボランティアの方が増えたといっても、まだまだ足りていないというのが本音です。犬たちの散歩やケアができるには数に限りがあるのでこれ以上はできないのです。と言いつつも、次から次に多くなってきたので、これまで感じたことのないような疲れてしまった自分がいるのです。
私たちはシェルターを作ることはできないし、シェルターでも作ったものならすぐ100頭になってしまうと思っているからです。とてもじゃないけどケアができない。どんなに頑張ってもお金に時間に足りないものだらけになってしまうから。
自分にできるのは、無駄な命は作らない、病気だから年をとったからお金がないからと自分の言い訳で動物を捨てないことを提唱していくしかないと思っています。
少しずつ少しでも動物と人間がお互い支えあって幸せになれるためにを提唱していきたいと思っています。それしかできないと今はそれを頑張ります。

2012年9月20日発行10月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬・猫たち

エッセイ,編集長,徒然,マザー,ルーフ,福岡,責任,保護,保護犬マロンが帰ってきました。ちょっと足が短い愛くるしい顔です。気性はちょっと荒い時もあるので要注意と言いながらも可愛いくるくる目にやられてしまいます。(笑)

 

 

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