福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.123

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

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 今年は大変いろんな出来事があった年でした。驚くことや悲しいこと、怒ること唖然とすることなど。乗り越えながら頑張っても成長することはあんまりなかったように感じました。もちろん動物のことも大変なことがありました。病気で頑張っていた犬が亡くなったり、献血犬として犬の命を救うために頑張る犬になったりしました。

 しかし、12月に入って最年長で頑張っていたラッキーが眠るように亡くなりました。今まで亡くなった犬や猫と違って本当に寿命を全うしたという終わりかたでした。いつ生まれたのか、どういう暮らしをしていたのか、分からないまま突然私たちの元にやって来て不満もあったと思いますが頑張って一生を終えたラッキーでした。こんな小さな犬をどうして捨てたのかはわかりませんが、動物を飼うなら最期まで飼ってやらないと可愛そうで仕方がないと、更に強く実感した犬でもありました。

 動物たちも、私たちの元にやってきたからといって幸せだとは限りません。動物は家族の一員として愛情を注がれ、支え合いながら暮らすのが一番幸せだと思うからです。

 もちろん私たちも愛情を注いでいないわけではありません。どうしても、たくさん犬がいるので愛情を一頭だけに注ぐ時間が少なかったり、自由にしている時間が少ないのです。我慢をしながら生活をしなければならないのです。もっと自由に走らせたり、自由に遊ばせられる場所があればいい。家族の一員として迎えてもらうほうがどんなに幸せか・・・と思うことが多々ありますが、悲しいことになかなか里親を見つけることができませんでした。犬たちにも申し訳ないと思いますが、これも縁だったんだと諦めてもらうしかありません。

 しかし、今は皆元気に楽しそうに暮らしています。犬同士の相性で、部屋をひとりで占領しているのもいれば、相部屋で暮らしているのもいます。今年一年様々なことがありましたが支えあって生きてきました。楽しさをもらったり、面倒くささを与えられたり、夜中に何度も起こされたり、フローリングの上で寝せられたりしましたが、居るだけで優しい幸せな気持ちになれたのは事実。また新たな気持ちでこの一年間に、病気などで一頭でも減らないように目を見張っていようと思っています。問題行動のある犬や病気を持っている犬のお世話は大変ですが、一頭でもいなくなると寂しさが募ります。いつ何どき病気になるかわかりませんが、楽しさや優しさをくれた犬たちに感謝し、最期までしっかり見守っていきたいと思っています。

2012年12月20日発行1月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬・猫たち

エッセイ,編集長,徒然,マザー,ルーフ,福岡,責任,保護,保護犬チビッチョにチビ太、どうしてこんな名前になったのかな・・・・・。とっても顔が可愛いのに!緑の目が神秘的なチビ太。丸顔でデカイ姿がなんとも言えないほど可愛いチビッチョ。鳴き声はデカイが甘えん坊ちゃん。里親に行くと思って名前を付けるのをためらったせいで今も可愛くない名前のままだったね・・・・。

 

 

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