福岡市内の老舗フリーペーパー月刊SKIPは今年で23年目。福岡の女性を美しく元気に輝かせる情報を発信していきます。

アーカイブ 徒然ぐせ vol.124

徒然ぐせ

毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!

エッセイ,編集長,徒然,マザー,ルーフ,福岡,責任,保護,活動アーカイブ 徒然ぐせ vol.124

 新年が明けてからウィズリーが朝早く鳴くので、ご近所迷惑を考え7時前に散歩に行くようになっている。まだ6時台は寒い!完全防備で出かけるのですごい格好になっているが寒さには勝てない。そんな新年早々の出来事だ。

 その日はボランティアの方がたくさん来ていただいたのでウィズリーと春くんの散歩を長くしてやろうと、いつのもコースを変えてみることにした。お濠の周りのコースがいつものコースで、昔は城内も散歩コースにしていたが、一頭で歩いている犬に出会うのもこのコースだったので今では行かなくなっていたのだ。もしかしたらという気分もあったが、今日は2頭のことを考えてコースを変えた……やっぱりいた!

 「なんでこうなるの」と一人で叫んでしまう!首輪に胴輪までした犬がウロウロしている。逃げてきたのか、はぐれたのか、一緒の誰かを待っているのか……頭はグルグル回るが、"どうにかしないと"

 とにかくどこかに行かないようにとウィズリーと春を使って近くに呼ぶ。用心はしているが犬が好きらしい。その間にスタッフKに連絡。リードとおやつが必要だ。なかなかやって来ない、長い時間のように感じるが、スタッフKもボランティアさんの散歩のための用意をしていたようだ。犬は来た道を戻ったりしているが、また戻ってきた。2頭を引いている私は思い通りには動けない。どこかに行ってしまったらとドキドキしながら待っていると走ってくるスタッフKの姿が見える。良かった、間に合ったと思いながらも二人でおやつの袋を開けるのに手間取っている。その間約40分は経っている。リードをつけないとと言っていると、自転車の男性がやって来た。その犬が走っていく。良かったお父さんがやってきたのだ。そして走り去っていった。

 思わず安堵感がこみ上げてきたが、保護をしなくて済んだということと、やっぱりコースを変えたらいけない!絶対に犬がやってくる。
今回は家族のいる犬で待っていたのかもしれないが、次回はわからない。どうして私の前にやって来るんだろう。スタッフ曰く「私が城内を散歩しても犬は出てきませんよ」と。
なんでなんだろうと新年早々悩んでしまう。

*お正月は多くのボランティアの皆さんが来てくだり、本当に助かりました。心からお礼を申し上げます。

2013年1月20日発行2月号

●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。

このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)

今月の犬・猫たち

エッセイ,編集長,徒然,マザー,ルーフ,福岡,責任,保護,保護犬犬たちが元気なのは嬉しいが、ウィズリーに小さなクリクリができているのを見つけた。もしかしたらアビーができたガンの一種かもしれないと不安に。動物病院に早く行って検査をしてこよう。献血犬として活躍しているウィズリーになにかあったら大変だから!

 

 

ランキング