毎月連載されている「徒然ぐせ」はいつから始まったんだろう?と調べてみました。
なんと18年前!! 2002年(平成14年)の10月号からでした。
せっかくなのでアーカイブとしてwebにアップしていきたいと思います。お楽しみください!
アーカイブ 徒然ぐせ vol.145
知り合いの方が、保護された大型の犬の里親になることになった。この保護された犬は問題行動を抱えていた。無駄吠えをするし、落ち着きがなくパニックを起こしやすくなっている状態です。この犬を飼うのは大変だろうと思ったが、知人は大変なのは承知の上で里親になったのです。心のケアから落ち着かせるためのトレーニングまで本当に大変だと思いましたが、一緒に行動し生活をする環境づくりから始めたようです。
この犬が、問題を抱えているのは間違いないと思われます。体に大きな傷跡がありました。どうしてこんな傷ができたのかはわからないが、この傷が心の傷となり問題行動につながっている原因のひとつだろうと思われます。落ち着きがなく目はキョロキョロしてなかなか合わせてくれません。でも、人間は好きのようです。アシを拭くときは嫌がって甘噛しますが、本気で噛んだりはしません。もちろん威嚇するようなこともありません。基本的には人間が好きなようです。こんな状態の犬とはまず(どんな動物も)信頼関係を作ることが大切です。そのためには、時間と愛情をかけながら作っていくようにしなければいけません。
知人はとても優しい方なので大丈夫だろうと思っていましたが、3ヶ月位経った頃、知人と犬が訪れきてくれました。以前と比べると随分落ち着きを取り戻していました。人間との信頼関係が出来上がっているようで、目も合わせるようになっていました。愛情の力は凄い力を持っているんだなーと実感です。
里親になるには大変な苦労があります。しかし、気持ちが通じ合い信頼関係が出来上がると、これ以上ない喜びがあるのも間違いありません。大変だったからこその喜びです。1年、2年と過ぎていけば更に信頼関係が出来あがり心が通じ合うようになってきます。知人の大変さを知っているだけに嬉しいだろうとこれからが楽しみです。
2014年10月20日発行11月号
●タイトル「徒然ぐせ」とは…かの有名な「徒然草」をもじったものである。
このエッセイにあたり編集長のクセをタイトルにすることとなった。小誌編集長は犬も猫も大好きである。 特に捨てられている犬・猫を見つけると会社へつれてきては保護する、つまり連れてくるクセがあるのである。今までどれくらい保護したことか…。
(ちなみに編集長に保護された犬や猫は、すべて心やさしい里親に育てられていることは追記しておく。)
今月の犬・猫たち
アニーがまた血尿になっています。図体は大きいのに気持ちがシャバイのです。新しい猫がやって来らた何だかすぐ症状が出るのがアニーです。 頑張ろうよね!アニー。